ツールをつくった
Windows 10の時代からシステムフォントのYu Gothic UIが嫌いすぎて,既存フォントのプロパティを編集してYu Gothic UIという名前の偽装フォントをインストールして置き換えたり,レジストリをいじり倒すなどしてフォント変更を行っていた.
しかし,これらの手順はあまりにも煩雑であるほか,以前更新していたブログの該当記事に未だにコンスタントにアクセスがあることから需要があるものと判断し,ツールをつくることにした.
以下が作成したツールである. System Font Changer for Windows 10/11 https://github.com/hirobon1690/System-Font-Changer-for-Windows10-11
使い方の動画
作成中
技術話
FontForgeのPython APIを大いに活用している.Windowsはフォント名とPostscript名が同じフォントを同一とみなす仕様があるようで,これを利用している.
本来システムフォントは削除できないのだが,以下の記事にあるようにフォントの所有権を変更することによって実現している.
failed to fetch remote resource: Forbidden【Windows10】システムフォント(游ゴシック)を別フォントに変更する
https://qiita.com/ikikuchi/items/7a941ac45b6e97a14058
既存ツールとしてAdvanced System Font ChangerやMeiryo UIも大っきらい!!などが挙げられるが,これらのツールはレジストリ変更のみで反映される部分のみのフォントを変更している(ものと私は認識している).私のツールはシステムフォントそのものを置き換えるため, ほぼすべての範囲にフォントが反映される点に優位性がある.しかしながら,これにはリスクも伴い,既存ツールと比較し表示上の不具合やOSの不具合が発生する可能性が高い.また,元の状態に戻すのが煩雑である.